企業評価の2本柱は財務とCSR。
CSR調査担当Kです。
先日も少しご紹介しましたが、今年の財務評価を作成し始めています。
今回で第8回目となりますが、先日仮作成を行いました。
この仮作成では、細かいデータチェックは一切行わず、とりあえず作ります。
ここで大きな問題が判明することもあるのですが、今年はスムーズにできました。
結果はまだ公表できませんが、アベノミクス効果か全体的に業績がよくなっているようです。
また、これまであまりお目にかからなかった企業が上位にいたりするなど、新鮮な感じです。
これから詳細チェックをしながら、最終作成を行っていきます。
さて、ご存知のように東洋経済のCSR企業ランキングは財務とCSRを2本柱として行っています。
東洋経済独自の(定量評価)手法で財務評価とCSR評価を作成し、企業の総合評価を作成する。
これが弊社の110周年記念事業として始めたCSRプロジェクトの2番目のミッションでした。
ちなみに1番目は日本最大のCSRデータベースを作成し、日本企業のCSR情報を刊行物やデータでご提供することです。
この総合評価をCSR企業ランキングと呼んでいますので企業の総合評価という面が強いです。
この点を修正するよう(財務評価をなくす。ウエイトをもっと下げるなど)ご要望をいただくことも多いのですが、今のところは当初の方針を変更せずにいきたいと考えています。
さて、私は『会社四季報』のデータ部分(簡単に言いますと記事と2年分の業績予想データ以外すべて)を調査、収集、チェック、分析する仕事を長くやっていました。
この経験からも企業の基礎体力を見るのは、やはり財務データだろうと思います。
さらにCSRなどの非財務情報を加えることで、企業のかなり細かいところまでの力を判断できるのはないかと考えています。
もちろん、こういうデータはどなたでも利用できるようになることが理想です(適正な対価はいただきますが)。
弊社は『会社四季報CD-ROM』という強力なスクリーニング機能を持つアプリケーションを販売しています。
5期連続増収増益、3期連続ROE10%以上なのに配当利回り3%以上でPER15倍以下の割安銘柄のスクリーニング
と、こんなことができます。
他にも、外国人持ち株比率や株価なども使えます。
(財務データは10年分。株価や一部財務データはダウンロードも可能。四季報は過去4号分の誌面情報。スクリーニングの検索可能項目は約1000項目)
↑宣伝です。
ここにCSRデータを入れると面白いだろうなと思っています。
たとえば、有給休暇取得率80%以上や女性管理職比率10%以上で「5期連続増収増益、3期連続ROE10%以上なのに配当利回り3%以上でPER15倍以下とか」。
新しい企業選びができそうな予感がします。
何とかこういうサービスも実現したいですね。
と今日は余計な話になりました。
(CSR調査担当K)
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