統合報告書を発行している会社は39.3%の472社(2022年版)

CSR調査担当Kです。

昨日、 東洋経済「第17回 CSR調査」業種別集計結果2022年版

が印刷所から送られてきました。

回答企業へのお礼としてお送りするために印刷していますが、
私も手元において、ときおり眺めています。
すると新たな発見があったりします。

集計内容は『CSR企業白書』2022年版(2022年4月発行予定)にも掲載しますので、
そちらもご参考になさってください。


さて、『CSR企業総覧』2022年版、最初の「イチオシ!データ」では、この集計から
統合報告書を発行している会社」をご紹介します。

まずは結果をご覧ください。

「あり」:39.3%(472社)
「なし」:43
.2%(519社)
「作成予定」:13.4%(161社)
「その他」:4.1%(49社)
(出所:CSR企業総覧2022 東洋経済「第17回CSR調査」業種別集計結果)


ところで、5年前はこのようになっています。

「あり」:19.7%(201社)
「なし」:64
.9%(663社)
「作成予定」:6.3%(64社)
「その他」:9.1%(93社)
(出所:CSR企業総覧2017 東洋経済「第12回CSR調査」業種別集計結果)

「あり」、「作成予定」は倍増となっています。

すっかり一般的になった統合報告書ですが、
内容のレベルについてはまだ企業間で大きな差があるようです。

開示基準を統一していこうという動きも広がっていますが、
個人的にはグローバル企業以外には合っていないものも少なくないように感じています。

こうした企業も無理やり合わせていくのか、もう少し実態に合ったものにしていくのか、
どう変わっていくかをしばらく注意深く見ていきたいと思います。

(CSR調査担当K)

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